【スマホで進化】マイナポータルを活用した確定申告のやり方を分かりやすく解説!ー準備編ー

5つの力について

皆さんこんにちは!

アラサー係長です。

この時期になると毎年訪れるイベント。

そうです。

「確定申告」です!

サラリーマンでも年末調整では処理しきれなかった各種控除を「確定申告」しなければなりません。

我が家の場合は、寄付金控除・外国税額控除・配当控除などが対象になってきます。

毎年、苦戦しながらもなんとかカタチにして申請しており若干の苦手意識もある確定申告です…。

しかし近年、確定申告のハードルが徐々に下がってきているのをご存じですか?

国税庁の努力の末、なんとスマホからでも確定申告が出来るような時代になってきたのです。

マイナポータルと連携することで、控除証明書等の情報を一括取得はもちろん。確定申告時に該当の各控除欄に金額等が自動入力される。

という便利な仕組みに令和3年の確定申告から変わっております☆

昨年の時点では、私自身もまだマイナンバーカードを持っていなかったので「そのうちやろー。」という気持ちでしたが、

さすがに、時代の流れに乗り遅れてはマズイと思い始め…。今回の確定申告から電子申告を始めてみようと決意。

今回のテーマでもある「マイナポータルを活用した確定申告」にチャレンジをしてみました!

結論。

連携までの初期設定が大変…。

という印象です!

苦戦しながらなんとか処理を進めていった軌跡をなるべく分かりやすく解説していきますので参考にしてみてください!

ちなみに今回はPC×スマホを利用した方法で申請を行いました。

スマホだけで確定申告することも可能です。

その際は、マイナポータルアプリとお使いのブラウザで確定申告を処理していく流れとなります。

  • iPhone:safari 
  • android:Google ChromeやMicrosoft Edge,Yahoo!など

ご自身の使い勝手の良いやり方で申請をしていきましょう。

難しいイメージがある確定申告ですが、節税をするために大切なイベントでもあります。

しっかりと手続きを行い「守る力」を鍛えていきましょう!

それでは解説に移ります!

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提出方法の確認

まず、確定申告申請書を税務署に提出する際にどのような種類があるか確認していきましょう!

国税庁のHPに令和3年度の確定申告ページがあります。

国税庁HPはコチラ

国税庁の確定申告TOPページ

「確定申告書等の作成はこちら」>「作成開始」の順でクリックしていくと、申告書の提出方法について選択できる画面が出てきます。

税務署に提出する方法は以下の4点になります

  1. マイナンバーカード方式(2次元バーコード)→ e-Tax利用
  2. マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)→ e-Tax利用
  3. ID・パスワード方式 → e-Tax利用
  4. 印刷して提出 →税務署へ持参or郵送

いずれかの方法を選択し申告書を作成していきます。

ちなみに、e-Taxとは電子申告を表しています。

このコロナ禍において、わざわざ税務署に出向くのもリスクがありますよね。

ですので国税庁もなるべく電子申告e-Taxの利用を推進しています。

そしてさらに、マイナンバーカードの普及に伴いICチップを読み取れるスマートフォンをお持ちの方はスマホから手続きをすることが出来ます。

以前はパソコンにリーダーを取り付けていないとできませんでした。

TEMGO ICカードリーダーライタ 接触型USB接続タイプ

より簡潔に。

より簡単に。

確定申告が出来るようスマホを使って確定申告が出来るようになったわけです!

まだ、マイナンバーカードに変更していない方は是非ともご検討ください☆

アラサー係長
アラサー係長

難しそうな「確定申告」がスマホを使って出来るなんて!!!

すごい時代になってきました!

ですので、今回の確定申告では 1.マイナンバーカード(2次元バーコード)を利用することにしてみました!

先ほどの申請方法の選択画面にて「マイナンバーカード方式(2次元バーコード)」をクリックすると申告する税金についての選択画面が出ます。

今回は『所得税』の申告をしていきたいと思います!

ここから先はマイナポータルサイトと連携したり…。

バーコード読んだり…。

パスワード入力したり…。

e-私書箱という聞いたことないワードが出たり…。

正直私、ここからテンパりました!!!(笑)

ですので、まずは全体の流れを確認していきましょう。

全体の流れ

確定申告の申請画面を進めていくと、画面があっち行ったり。こっち行ったり。と様々なサイトやアプリを経由して連携していく必要があります。

全体像を理解しておくことで、自分がいま何の作業をしているのか? どのステップまで完了したのか分かりやすくなると思います。

楽天ふるさと納税サイトに分かりやすい画像がありましたので引用します。

楽天ふるさと納税‐マイナポータル連携について

各種控除に必要な証明書を、-e-私書箱 にまとめておきます。それらデータをマイナポータルと連携することで確定申告時にe-Taxにて一括取得することが出来ます。

これにより、各証明書の回収作業・手動アップロード・金額入力などの作業を軽減することが可能となります。

この手続きを行うためには以下を準備・設定が必要になります。

  • マイナンバーカードの取得
  • 利用者証明用電子証明書暗証番号・券面事項入力補助用暗証番号(各4桁の暗証番号)の準備
  • マイナポータルアプリをスマホにインストール
  • 国税庁のHPから利用者識別番号の取得

マイナンバーカードの取得

まずはマイナンバーカードが必須です。

まだ保有してない方は手続きをしてマイナンバーカードの発行から始めましょう!

各種 暗証番号の準備

マイナンバーが発行されると各自治体先の窓口で暗証番号の設定を行います。

その際に、自身で設定した各種暗証番号を利用することになります。

  • 利用者証明用電子証明書暗証番号
  • 券面事項入力補助用暗証番号

今回の確定申告では上記2種類の暗証番号を使用します。

必ず手元に準備しておきましょう!

マイナポータルアプリをインストール

確定申告をスマホにて行う場合は、『マイナポータルアプリ』のインストールが必須となります。

2次元バーコードを読むためにアプリを利用します。

インストールは以下のページからどうぞ!

マイナポータル
マイナポータル
開発元:デジタル庁
無料
posted withアプリーチ

国税庁のHPから利用者識別番号の取得

e-Taxを利用するために「利用者識別番号(半角16桁の番号)」が必要となります。

私もこれまでの確定申告は書類郵送にて申請していましたので、今回初めて利用者識別番号を取得しました。

e-Taxの公式サイトにて利用者識別番号の取得方法について様々なパターン別で紹介されています。

e-Tax公式サイト

今回は、こちらのサイトで紹介されている

【取得方法③】マイナポータルの「もっとつながる」機能からe-Taxを利用する にて利用者識別番号を取得しました。

取得できると登録したメールアドレス先に情報が送付されますので画像保存等をお忘れなく。

操作方法

1.マイナポータルへログイン

まずはマイナポータルにログインします。

PC画面上の「2次元バーコードでログイン」をクリックするとマイナポータルサイトにてQRコードが表示されます。

PC画面‐マイナポータルログイン

このQRコードをお手元のスマートフォン内にあるアプリ「マイナポータルアプリ」にて読み取ります。

スマホ画面‐マイナポータルアプリ

読み取りが完了すると、スマホ画面が切り替わり「暗証番号の入力」&「マイナンバーカードの読み取り」が指示されます。

これらが完了するとPC画面上のマイナポータルサイトのログインが完了します。

つまり、PCをメインに確定申告する場合には、

スマホのマイナポータルアプリはログインのためにしか使わない。ということになります。

スマホで確定申告を簡潔させるためには、マイナポータルアプリとブラウザ(safari)を駆使して処理していくことになります。

2.マイナポータルとe-Taxの連携を行う

全体図でみると赤枠の部分を連携していきます。

先ほどログインできたPC画面上のマイナポータルサイトから「もっとつながる」を選択します。

つながっていないウェブサイト上に「e-Tax国税電子申告・納税システム(e-Tax)」が表示されていますので、そちらをクリックして連携処理を行います。

再度、2次元バーコードを読み取り→暗証番号の入力→マイナンバーカードの読み取りを行います。

これにて自動で連携が完了します。

利用者識別番号(半角16桁の番号)を入力する必要もなくスムーズに連携が完了されました。

3.-e-私書箱のアカウント作成・マイナポータルとの連携

続いて全体図の赤枠部分の連携に移ります。

PC画面上に出ている各種ウェブサイトと繋げるため「つなぐ」をクリックします。

ここで問題が…。

e-私書箱の新規アカウント作成手順に沿って進めていくと、以下の表示が。

え?

なんですか?これ。

色々調べて使っているブラウザ(chrome)も更新したり再起動したり…。 でも解決せず。

一旦、スマホ側からマイナポータルアプリにログインしe-私書箱との連携をしてみることに。

スマホからでも流れは同じです。 こちらは無事に次のステップに進むことが出来ました。

暗証番号・マイナンバーカードの読み取りを完了すると、メールアドレスを入力する画面が表示されます。

これにてe-私書箱とマイナポータルを連携することが出来ました。 

ちなみに「企業と連携する」にて現時点で連携可能な企業の一覧を確認できます。

ジャンルとしては“生命保険会社” “証券会社“ “ふるさと納税” 等があります。

ご自身がお使いの企業と連携することで各種証明書をe-私書箱に保管することが可能となります。

4.企業先での手続き 例)楽天ふるさと納税の場合

次に利用している企業先サイトから各種証明書を取得していきます。

今回は例として「楽天ふるさと納税」の手続きをお見せします。

楽天ふるさと納税マイページより「寄附金控除に関する証明書」の電子交付手続きを行います。

手順は以下の通りで進めます。

  1. 楽天ふるさと納税マイページ「確定申告に伴うお手続き」ページ(※2022年2月公開予定)より、証明書の交付希望年を選択し、同意などの手続きを行う
  2. 電子ポスト(証明書交付ページ)がご利用可能な状態になったら、「お手続きを進める」ボタンをクリック
  3. 電子ポストへ遷移するので、電子交付された証明書を確認する

証明書が確認取れたら、e-私書箱と楽天ふるさと納税の連携を行う(e-私書箱連携)に移ります。

手順は以下の通りになります。

  1. 電子ポストページの「e-私書箱連携」をクリック
  2. 「すでにアカウントをお持ちの方はこちら」より、マイナンバーカードを使ってe-私書箱へログインし、企業連携同意画面にて同意・連携を行う
  3. 「e-私書箱連携完了」画面が表示されたら連携完了です
出典‐楽天ふるさと納税 e-私書箱との連携について
アラサー係長
アラサー係長

本来であればこれにて連携完了なのですが…。

ここで予期せぬエラーが。

楽天ふるさと納税にて証明書が発行されたのでe-私書箱と連携しようとした際に以下のエラーが…。

「セッションタイムアウトエラー」

なんだこれ!!!

どないなっとんねん!!!!!

まだまだ苦戦は続きそうです…。

続きは別記事にまとめます。

まとめ

以上『【本当に簡単?】マイナポータルを活用した確定申告に挑戦してみた!ー準備編ー』でした。

一個一個丁寧に説明すると大変ですね…。

長い記事になってしまい申し訳ございませんでした。

毎年の確定申告をスムーズに手続きできるよう、皆さんも電子申告の活用を検討してみてください☆

ただし、それなりに連携するには苦戦するところもあると思います。

慌てず冷静に処理することをお忘れなく。

ちなみに今回、エラーが出てしまった箇所に関しては次回の記事にてお伝えします。

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