【診断テストあり】あなたは『リスク許容度』を把握できていますか?
こんにちは!
アラサー係長です!
今回のテーマは「リスク許容度」についてです!
投資を始めると「リスク」に対して向き合いながら資産形成を進めていかなくてはなりません。
資産形成を安定的に継続していくためには「長期的に投資の世界に居続けること」が大切になってきます。
そうなると「リターン」の数字ばかり追い求めるのではなく、いかに自分に適した「リスク」内で投資を継続できるか?
これがポイントになってきます。
この自分に適したリスク範囲のことを『リスク許容度』といいます。
今回の記事では、『リスク許容度』について分かりやすく解説していきます。
- なぜリスク許容度を知ることが重要なのか?
- 自身のリスク許容度を知る方法
これらを学ぶことで「投資を始めたけど相場の動きが不安で夜も眠れない」とか「下落して初めてリスクの取り過ぎに気付いた」などの失敗や不安を和らげることができます。
個人投資家の投資の大原則は『いかに失敗を少なくするか』です
各個人の環境や価値観によっても大きく異なってくる『リスク許容度』をしっかりと理解し、自身の資産形成を安全・かつ安定的に運用していきましょう!
それでは解説していきます!
リスク許容度とは
皆さんは「リスク」に対してどれだけ受け入れることができますか?
俺はメンタル強いからどんなリスクも受け入れられるぜ。
株式投資を始めたけど常に不安で株価ばっかり気になります。
このように各個人の性格や環境によって受け入れられるリスクは異なります。
これを『リスク許容度』といいます。
一般的にリスク許容度の考え方は以下のように言われています
リスク許容度が高い:リスクを積極的に取れる人を指す
リスク許容度が低い:リスクの取り過ぎには注意が必要な人を指す
受け入れられるリスクは、単純にその人の気が強い・弱いだけで決まるものではありません。
ここでは、
- 環境的な要素
- 心理的な要素
これら2つの側面で「リスク許容」について詳しく見てみましょう!
環境的なリスク許容度
その人自身の生活環境やこれまでの経験値・投資目的などでリスク許容度が異なってくることを「環境的リスク許容度」といいます
- 年齢
- 独身or家庭持ち
- 子供の有無(年齢も含む)
- サラリーマンor自営業
- 余裕資金があるか
- 投資歴は長いか
- 集中投資or分散投資
- 長期投資or短期投資
上記について表にまとめてみるとこのような感じになります。
例えば、年齢が若ければ若いほど失敗してもやり直す期間がありますよね?
損失を取り返せる期間が長いためリスク許容度は低めとなります。
一方、定年後に得た退職金で投資を始める。
これはリスク許容度が高くなります。
年齢が高い状態で、仮に投資に失敗したとすると
取り返すための投資期間が短いためです。
また投資未経験で大金を一括投入すると失うリスクも高くなります。
このように、今現在の置かれている状況や行動の仕方によって「リスク許容度」は変化します。
皆さんはどのような「リスク許容度」でしたか?
一旦立ち止まって振り返ってみることをオススメします。
心理的なリスク許容度
もうひとつ「リスク許容度」に関わってくる要素が心理的要素です。
最近、繊細さんという言葉が書籍などで紹介されているのをご存じでしょうか?
私が住む町の本屋さんでも「繊細さんコーナー」があるくらい、ここ最近ムーブメントを起こしているワードです。
繊細さんを世間に認知させたのがコチラの本です。
「繊細さん」とは周囲からの影響や刺激を受けやすい人を指します。
環境や性格といった後天的なものではなく、生まれ持った気質であるとされています。
非繊細さんなら気にならない刺激にも敏感に反応してしまうため、生きづらさやストレスを感じやすい傾向にあります。
同じ投資商品であっても各個人の気質によって受け取り方も異なるため、心理的要素も「リスク許容度」には重要な指標になります。
自分の「リスク許容度」を理解しよう
ここまでの話を聞いて「リスク許容度」の重要性を再確認できたかと思います。
自分のリスク許容度はどれくらいなのか?
だんだんと興味が湧いてきましたよね!
ここでは、“客観的に診断できるツール”をご紹介していきます。
参考指標になるツールばかりですので皆さんも試してみてください!
全国銀行協会₋あなたのリスク許容度診断テスト
まず最初に紹介するのは、全国銀行協会が提供している診断ツール「あなたのリスク許容度診断テスト」です。
全10問の質問を回答することで、ご自身のリスク許容度を把握することができます。
前述した「環境的リスク」と「心理的リスク」の2つの要素を盛り込んでいる質問なので総合的な診断ができるのが特徴です。
ちなみに私の結果は以下のように出ました。
運用タイプや資産の配分(ポートフォリオ)などを表示してくれます。
運用タイプは以下の4パターンに分類され、下に行くほど「リスク許容度が高い」ということになります
- 安全性重視タイプ
- 安定成長タイプ
- バランス運用タイプ
- 積極運用タイプ
皆さんも是非診断してみてください!
WealthNavi あなたに合った資産運用プランは?
次に紹介するのは資産形成アプリ「WealthNavi ウェルスナビ」が提供している無料診断ツールです。
ウェルスナビはAIがあなたにピッタリなポートフォリオを自動で生成し運用をしてくれるサービスです。
毎月手数料はかかりますが投資初心者で全く分からない方や時間が無い方などはAIに完全お任せも悪くないかもしれません。
そんなウェルスナビが提供する診断ツールは、全部で6問の質問に回答するだけでオススメの運用方法を紹介してくれます。
具体的な投資銘柄も紹介されているから参考になるよね
条件を変えると全く違った結果が出るので、色々試してみると面白いですよ♪
フィデリティ証券 ポートフォリオナビツール
フィデリティ証券が提供するポートフォリオツールは、年収・金融資産状況・投資経験・投資期間等を入力し各自に合ったポートフォリオを紹介してくれます。
また、診断者の金融リテラシーレベルを確認する質問も入っているため総合的にジャッジして診断してくれるのが特徴です。
診断結果は以下のようになりました!
ポートフォリオの銘柄は自分の好みではないけど割合とかは参考になるね♪
まとめ:リターンより先にリスクを考えよう
以上「リスク許容度」について解説してきました!
各個人の環境や性格・価値観によって受け入れられるリスクは異なります。
自分では「リスク許容度が高い」と思っていても第三者的に診断すると違っていた。ということも多々あります。
今回紹介した「リスク許容度診断ツール」を上手に活用し、客観的な目線で自身に合ったリスクを把握していきたいですね。
資産運用を始めると「リターンがどれくらい得られるか」に意識が向きがちです。
リターンの高さについ目を奪われ、知らず知らずのうちに高いリスクを取ってしまっていた…。
という経験もあるかもしれません。
今回、覚えておきたいことは「リターンはもちろん大切。しかし、それ以上に大切なのがリスク」ということです。
リスクの意味を再確認したい方はコチラをご覧ください
>【リスクは危険!?】リスクの意味を再確認!適正なリスクの取り方とは?
「長期・積立・分散」の資産運用を続けていくためには、最初に「リスクをどれくらい取れるか」をしっかりと把握しておく必要があります。
リスクについて把握しないでいると、相場が急落したとき想定以上に資産が目減りし場合によっては、怖くなって資産運用をやめてしまうかもしれません。
反対に、自分が許容できるよりずっと低いリスクで運用していると、期待できるリターンも低くなります。
10年後、20年後に振り返ったとき、資産を増やすチャンスを逃したと後悔するかもしれません。
適切なリスクを見極め、適切な行動を取っていく
これを続けることが投資を失敗しない秘訣になってきます!
忘れないで覚えておきましょう!
今回は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました!