【資産を増やす定義とは?】あなたは正しい「利回り」を知っていますか?
こんにちは!
アラサー係長です!
今回は投資に欠かせないキーワード「利回り」について解説していきます!
利回りって投資の基礎じゃん。
利回りを把握しないで投資なんてするわけないじゃん。
と思った方もいるかもしれません。
しかし、意外と「利回り」の計算方法や適正な「利回り」を把握しないまま投資を始めている方が多いのです。
とにかく「利回り」が高い投資商品に投資をすればよい。
などと誤った認識で投資を始めてしまうと大切な資産を失う可能性も出てきます。
お金を増やす「利回り」
お金を守る「利回り」
意外と深くて重要なテーマになる「利回り」について一緒に勉強していきましょう!
今回の記事では、世界的有名な投資家の利回りなども紹介していきます!
あなたの投資利回りは何%ですか?
この記事を最後まで読むことで、あなたも“自分の投資利回り”が分かるようになります!
それでは解説です!
利回りとは?
利回りとは一体何でしょうか?
一般的に「利回り」とは、投資で出た利益をパーセンテージ(%)で表した数値を指します。
例えば、元本100万円を投資し、1年後に105万円に増えた場合は、「利回り5%」となります。
「利回り」とは、1年間の利回りを指すことが多いです。
実は、資産を増やす際の方程式の中に「利回り」というワードが存在します。
資産形成 =(収入ー支出)+(資産×運用利回り)
資産とは株式や債券、不動産などを表します。
それらの保有資産に対し、どれだけ利回りを掛けられるかで資産形成の額は変わっていきます。
ということは、とにかく運用利回りが高ければいいのか!
たしかに、運用利回りが高いほど年間の利益を増えることは誰もが理解できますよね?
しかし、リターンが増えるということはその分リスクも大きくなってしまいます。
リスクとリターンの関係性については以下の記事をご覧ください
>【リスクは危険!?】リスクの意味を再確認!適正なリスクの取り方とは?
どれだけの利回りがあれば一般的なのか?
そのためには相場を知る必要があります。
利回りの相場を知っておこう
皆さんは、何かの相場を把握しているものありますか?
スーパーでの野菜の価格
不動産物件の相場価格
株式市場の株価
これらを日頃からウォッチしている人は自然とその世界の相場観が身についていきます。
主婦が「このスーパーはお野菜が安い」と把握しているのは、他店の価格を把握しある程度の価格帯をを理解しているからです。
これが相場を把握している状態といえます。
では、お金の世界ではどうでしょうか?
著名投資家の利回りを見てみよう
世の中には偉大な投資家が何人もいます。
そんな投資のプロの人たちの利回りを見ていきましょう!
◆ウォーレン・バフェット
まずは、「投資の神様」といわれるウォーレン・バフェット氏です。
11歳から投資をスタートし、現在では10兆円を超える資産を保有。
世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務める。
卓越した投資手法から「オマハの賢人」と称される人物である。
そんな世界三大投資家の一人であるバフェット氏の利回りは、年率は20.5%といわれています。
投資歴80年で利回り20%って異次元の成績ですよね!
◆ベンジャミン・グレアム
バリュー投資の理論を考案し「証券分析の父」と呼ばれるベンジャミン・グレアム氏。
世界一の投資家であるウォーレン・バフェットの師匠でもあります。
バリュー投資とは?
企業の業績・財務状態と比べて、割安な株に投資する手法のこと
そんなグレアム氏が運用する投資会社は、1936年からの20年間で、平均21%の運用利回りをたたき出しました。
◆ジョージ・ソロス
天才投資家として知られ世界三大投資家の一人。
1992年多額のポンドの空売りを仕掛けた結果、イギリスがポンド危機に陥ったことで「イングランド銀行を潰した男」という異名を持つ。
ソロス氏の運用利回りは年平均35%を記録していると言われています。
◆ジム・ロジャーズ
世界三大投資家の一人。ジョージ・ソロス氏とヘッジファンド「クウォンタム・ファンド」を立ち上げ、驚異的な運用成績で有名になりました。
その時の運用利回りは4200%!!!
何それって感じの数値ですよね!
その後、独立し、車とバイクで世界一周を2回したことから「冒険投資家」と呼ばれています。
ジム・ロジャーズの運用利回りは30%程度とされています。
市場の平均利回りは?
では、世界の株式市場の投資利回りはどの程度なのでしょうか?
こちらは、1992~2022年の過去30年間の各株式指数の年率リターンをまとめたグラフになります。
日本株の年率リターンは2%程度
アメリカ株の年率リターンは10%程度
全世界株の年率リターンは8%程度
年率10%を出している米国の成長率は素晴らしいものですよね!
超一流投資家がようやく頑張って20%近くの利回り
世界の株式市場の成長率も10%程度
この相場観を理解していることがとても大切になってきます。
この知識があるだけで、世の中にありふれている投資商品が適正なモノか?判断することができるようになります。
あぶねー…。
たまに広告で年利15%とかの投資案件に目がいってた…。
年利30%などの素晴らしい投資利回り案件が、なぜあなたのところに舞い降りてきたのか?
「あなたのだけ特別な投資商品をご紹介します」
一般人である自分になぜそんなうまい話がくるのでしょうか?
よくよく考えれば“詐欺”ということに気が付くことができるはずです。
高利回りな案件を持ちかけられた際は、一旦冷静になって考えましょう。
この投資案件の利回りは適正値か?
相場はどれくらい?
リスクを取りすぎか?
これらを判断できる目を養いましょう。
利回りの計算をしてみよう
利回りの計算方法は以下の式になります。
(分配金+売却益)÷投資元本×100
(分配金+含み益)÷投資元本×100
例)
- 元本:200万円の商品を1年間運用
- 分配金:8万円
- 売却:202万円(売却益2万円)
(8万円+2万円)÷200万円×100=5%
利回りは5%となります。
この計算をもとに、私の2021年の投資利回り実績を計算してみます
投資額:10,661,264円
評価額:15,734,809円
含み益:5,073,545円
配当金:245,285円(税引き後)
合計利益:5,318,830円
利回り:49.9%
意外と高利回りでビックリしています!
売却はしていないので含み益と配当金の合算値を利益として計算しています。
皆さんも上記の式に当てはめて計算してみてください♪
まとめ
以上!
今回は「利回り」について解説してきました!
資産形成を行う以上、いかに利回りを高めるか?
これは重要なテーマになってきます。しかし、「利回り」の数字ばかりに気を取られてしまうと
自身のリスク許容度を超えた投資に手を出してしまう可能性があります。
>【診断テストあり】あなたは『リスク許容度』を把握できていますか?
相場を知ることは「負けない投資」をおこなう上で重要テーマになります。
高利回りばかり追求せず、暴落時は最大どの程度の損失が見込まれるか?などリスクも踏まえた上で投資検討をしたいですね。
以上、参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
では、また!