【お金の本質を知ろう】“お金”のイメージを変えると悩みも解消!?
皆さんこんにちは。
アラサー係長です。
このページでは“お金のハナシ”をしていこうかなと思います。
今回のテーマは「お金」に対するイメージ についてです。
お金の悩みって尽きませんよね。
どんなに資産を築こうと不安は消えない。とも言われるお金の悩み。
その不安を少しでも減らすために、日々色々なニュースやSNSなどで有益な情報を探す機会が多いのではないでしょうか?
もちろん、自ら進んで情報を取りに行くことはとても重要です。
お金に関する勉強は自分でしていかないといけませんからね。
しかし、ここで質問があります。
皆さんはお金に対してどのようなイメージを持たれていますか?
「お金の話ばかり気にしているのはなんかイヤラシイかも…」
「お金を稼ぐ人は何か悪いことをしているのでは?」
このような“お金”の対するイメージを履き違えた状態で勉強をしていても金融リテラシーは正しく向上していきません。
そこで、この記事では本来「お金」とはどういう存在なのか?
これについて考えていきます。
「お金」のルーツ
「お金」の意味・目的
「お金」との付き合い方・距離感
これらに触れながら、「お金」に対するイメージを整えていきましょう。
結論は、「お金は道具であり中立的な存在。執着しすぎは禁物」ということです
使い手によって「お金」の価値は変わります。
あなたの手元にある「お金」を上手に活かせるよう知識を付けましょう!
詳しく解説していきます!
そもそも「お金」ってなに?
私たちの生活で必ず必要なモノが「お金」ですよね。
- 何か欲しいものを買いたいときに必要な「お金」
- 将来のもしものために備えておかないといけない「お金」
- 生活していく上でなくてはならない「お金」
私たちの生活の中で、切っても切り離せない重要なモノが“お金”です。
そんな、私たちが生まれた時から存在している“お金”ですが、皆さんはその起源をご存じでしょうか?
ということで「お金」の起源についてみていきましょう!
「物々交換」の代わりに「お金」は誕生した
「お金」が生まれる前の時代では「物々交換」が主流でした。
各集落で猟師や漁師、農夫といったそれぞれのジャンルで得意分野を持つ人々が、
食糧を多めに確保し、必要に応じて食糧を交換していました。
しかし、上記のような 「物と物の交換」 では以下のような不都合が生じてしまいます。
- 物が劣化してしまう(腐ってしまう)
- 交換するのに大荷物になる
- 価値が均一でない(鮮度の差や種類など)
こんな効率の悪い方法やってられないよ~
これらを解消すべく「お金」という仕組みが誕生しました。
「物々交換」から「物品交換」へ
物と物の交換では不都合が多いため、代替えとなるモノを使用するようになりました。
まずは「石」です。
写真は石を利用した貨幣フェイというものです。
実際に動かして交換するのではなく石盤にやり取りを刻印し価値を記録していたともいわれています。
続いて、お金の代わりで使用されていたのが「貝」です。
これは使い勝手よさそうですね。
そういえば補足なのですが、お金にまつわる漢字って貝が入ってますよね。 「財」、「貯」、「販」 など
ちょっとした豆知識です。
このようにお金のルーツになった物品交換でしたが、欠点もありました。
それは、布や塩・貝などは誰でも製造や入手が可能だったということです。
つまり、偽造が簡単にできてしまい適正な価値で取引ができない問題がある。ということです。
昔から悪知恵が働く者がいたのですね~。
これらを防止するために、ようやく金属を使用した「貨幣」というものを発明し、徐々に現代のお金へと進化していきます。
貨幣式の「お金」により経済が急成長
金属を使用した「貨幣」は以下の点で優れていました。
割れたり腐ったりしないため長持ちする
軽量で持ち運びにも便利
型を作れば同じ形状のお金を容易に発行できる
よく知られているのは「和同開珎(わどうかいちん)」ですかね。
大昔の人々が知恵を出し合い、さまざまな問題を解決するために生み出された“お金”という仕組み。
段々と“お金”について本質を理解できてきましたか?
「お金」は道具に過ぎない
お金のルーツを辿っていくと、モノを得るための道具としてお金は生まれたということを理解できたかと思います。
しかし、現代ではそんな“お金”をいかに増やすか?ばかり注目されがちです。
確かに、お金が多くあれば色々な物(価値)と交換できます。
たくさん持っていれば、その分だけ様々な物や経験を得ることが出来るでしょう。
目的があっての資産形成なら良いと思いますが…
とにかくお金を増やすことが目的になっている人は要注意です
こういう方は、本来の意味であるお金は道具であることを忘れてしまい
お金を多く持っている人が偉い などと錯覚してしまっているパターンが多いです。
「お金」があるから良い人生になる。
「お金」が無いからつまらない人生。ということは決してありません。
お金は道具です
道具を上手に使いこなせるかは
使う側の問題であり「お金」そのものはあくまで中立的なです。
このことをしっかり忘れずに過ごしていきたいものです!
「お金」の価値は永久ではない
もう一つ「お金」について理解しておくべきこと
それは「お金の価値」についてです。
・農作物の不作により、野菜の値段が高騰
・バブルにより土地の価格が上昇
上記のようなニュースを耳にしたことはありませんか?
その年や時代ごとに“モノの価値”というものは変化していきます。
ということは、
モノと交換するための道具である“お金”の価値も変化する。ということになります。
たとえば、記憶に新しいコロナ流行当初の時はマスクが品薄になり価格が高騰しましたよね?
どのような感染症なのかも分からず、ただただ不安でマスクを大量買いする人が急激に増えたためマスクが欠品に陥ったのです。
1箱50枚入りのマスクが700円程度で買えていたものが、一時3,000円を超える価格になっていました。
そのような価格でも、お店の前で長蛇の列になりながらマスクを求めていたのが今でも印象的です。
世の中の人が、どれだけそれを欲しがるか?
つまり、需要と供給によって「価値」が変化し「価格」も変化するということです。
「お金」に書いてある金額はあくまでただの数字。
物の価値によって「お金」の価値も変わってくるということになります。
この考え方を詳しく知りたい方はインフレ・デフレについて勉強しましょう!
【重要知識】あなたはインフレを正しく理解していますか?
そして「価値」についての考え方についても記事にしております。
資産形成をする上でも非常に大切なマインドになる内容です。
【価格と価値の違いはなに?】2つの違いを理解すると資産形成に大きく役立つ理由
どちらも大切な考え方です。
あわせてご覧ください。
お金っていやらしい存在?
さぁ、皆さんは「お金」に対してのイメージ少しずつ変化してきましたか?
「お金」の話ばかりしていると、いやらしい。汚らわしい。金の亡者だ! などと悪い印象を持たれることもありますよね。
なぜか私たち日本人の間では、
「人前でお金のことを話すのはタブー」という風潮がありますよね。
これは、私も感じていることで例えば、
・両親の資産額をいまだに知らない
・同僚と給与についての話をしない
など、これらはタブーな気がしますよね。
でもなぜ、そのようなマインドになってしまうのでしょうか?
これについては、長年に渡る日本の「金融教育の不足」が影響しているといわれております。
確かに我々が学生の時、義務教育の中でお金の勉強などの科目はありませんでした。
では、誰が教えるべきか?
そうです。
親が子に教えるしかないのです。
自分自身で経験したことや学んで得た知識を我が子に伝えていく。
これが親の仕事になります。
実際、私自身振り返ると、両親からお金に対して学んだことは
「お金は大切に。貯金しなさい」程度。
だけどこれ。しょうがないんですよね…
だって親世代も学校で金融教育を受けてないんだもん。
学んでいないからそもそも伝え方も教え方も分からないのは当然なのです。
「お金」に対するマイナスなイメージがあると
それがあたかも当然かのように親から子へ引き継がれ、現代のお金の話をするのは「いやらしい」文化になっていったという訳です。
ここから変えていきましょう!
正しい知識を身につけ正しい行動をする
「お金」に対しての正しいイメージを持ち、後世に伝えていく。
将来、お金についてオープンな雰囲気になることを願っております。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは、まとめに行きましょう。
今回は【子どもにも伝えたい】お金に対するイメージを変えてみよう! ということで以下の内容を解説しました!
- お金のルーツ
- お金は道具である
- お金の価値は物に影響する
- お金は中立。使う側で価値が決まる
これからの資産形成において「お金」と上手に付き合うためには
お金の距離感を大切にすることが重要といえます。
何のために「お金」が必要なのか?
お金を得ることは「手段」であり「目的」ではありません。
目的と手段の違いがピンとこない方は以下の記事をご覧ください。
【お金に支配されない人生へ】“目的”と“手段”は別であることを理解しよう
手に入れたお金をどのように活かすか…。
これはも私たち次第ということになります。
目的に合わせた「お金」との距離感が必要ですね。
そしてもう一つ
「お金」に対するマイナスなイメージをどのように払拭していくか?
それは、
自ら正しい知識をつけ、正しい情報を後世に伝えていくこと
これに尽きます。
幸い現代では、様々なメディアを通じて世の中に発信する場が数多くあります。
これらを利用し伝えていくことで、これまでの「お金」に対する負のイメージを変えることが出来るかもしれません。
世の中にはそれを目標に全力で行動している方々もいらっしゃいます。
私も微力ながらも同じ気持ちで行動していきます!
そして、我が子やその次の世代に残していける知識を発信できればと思っております。
そのためには、教育現場や親から教われない「金融知識」を自らの手で学ばなければいけません。
これからの人生で迫りくる不安や恐怖を和らげるために、知識を身につけ行動していきます!
知識は最大の防御ということを忘れず邁進していきます!
最後まで見ていただきありがとうございました!
では、また!